不採用でも気にすることはない

不採用になった理由を知り、次の会社で同じことを繰り返さないようにすることが重要

不採用になってもがっかりすることはない

あなたが、自信を持って応募した会社から「不採用」の通知が来たからといって、がっかりして気を落すことはありません。

なにもその会社だけが絶対的なものではなく、同業他社もありますし、同業他社じゃなくても、ほかにあなたにふさわしい会社は、これからいくらでもみつかります。

それよりも、なぜ不採用になったのかを考えて、次の転職作戦を練ることの方が大事です。歴史上の名将と言われる人達は、常に勝ち戦ばかりではなく、むしろ負け戦の方が多かったそうです。

その代表的な人物の1人は、日本のマンガ「項羽と劉邦」でもお馴染みの、中国の歴史上の英雄「劉邦」ですね。彼は、中国史上最強の武将と言われた楚の猛将「項羽」と99度戦い、連戦連敗一度も勝てなかったのですが、100度目に初めて大勝した結果、中国大陸を統一して大漢帝国を築き上げたと言われています。

劉邦は、戦に負けた原因を徹底的に分析して、絶対に同じ失敗をしないようにしたそうですが、その姿勢が最後の大勝利に結び付いたのでしょうね。

あなたの転職は、正真正銘命を賭けた劉邦の天下取りの戦いに比べれば、一度や二度の失敗など何でもありません。

あなたがもし転職サイトからその会社を紹介されていたのなら、担当のカウンセラーがあなたの不採用になった理由を聞き出して、教えてくれることもありますので、もし不採用になった理由が分かったら、次回からは注意して、同じ失敗はしないようにすれば良いのです。

転職先はいくらでもある

例え2つや3つの企業で不採用になっても、それで落ち込んで転職を諦めてしまうようなら、元々あなたの転職の意思は、かなり薄弱だったと言えるのではないでしょうか。

実際に転職を経験した人で、2回や3回の応募で転職に成功した人は少なく、大抵の人は、いくつもの企業に応募して挫折を繰返しながら、最後に転職に成功しています。

社会人としては、全く経験がなかった新卒の時と違って、ある程度社会人としての経験を積んだ人の場合、募集する企業側もそれなりのキャリアを求めますし、また応募する人も、無意識に現在のお勤め先と比較しようとしますので、そう簡単には転職先は決まりません。

ですから、例え不採用になったとしても、別に落ち込んだり自信を失う必要など何もありません。あなたが、よほど特殊な職種の仕事を望んでいるのならば別ですが、一般的な職種での転職を希望しているのならば、一度求人情報誌やインターネットなどで、現在どれだけの求人があるのかを見てください。

あなたが転職したくなるような求人情報は、いくらでもあることに気がつくはずです。例え不採用が続いても、転職活動を続けている限り、いつか必ず良い条件の転職先がみつかることを信じて、キャリアに磨きをかけると共に、健康に気をつけて転職活動を続けてください。

不採用になってもまた応募は可能

不採用になっても、あなたがどうしてもその会社で働きたいと思うならば、再挑戦は可能です。ただし、一度不採用になった会社に数ヵ月後に応募しても、大抵は書類選考で門前払いになります。

しかし数年後に再度チャレンジするなら状況が違ってきます。そもそもあなたがその会社で不採用になったのは、あなたの能力かもしくは人間性が社員としてふさわしくないと判断されたと思われますが、人間は数年経てば成長します。

毎回応募者の多い人気企業の募集広告で、よく「3年以内に当社に応募された方はご遠慮ください」と注意書きが書かれている事がありますが、これは裏を返せば「3年以上経過していれば再度応募してもよい」ということです。

3年という期間に、根拠があるとは思えませんが、たぶん「石の上にも3年」のことわざにもあるように、3年経てば人間は変わるというのが、この3年という期間の根拠ではないでしょうか。

ちなみに、技術の進化が早いコンピューターSEなどの技術者の場合、1年後ならば再チャレンジを受け入れる企業がほとんどのようです。企業が新規採用に際して、応募者に求めているのは、その人の能力です。

一度は不採用とした人でも、再度チャレンジした時の能力が、企業が求めていた能力以上と判断すれば、企業というのは再チャレンジしてきたあなたを採用することに何のこだわりも持ちません。

実際に私の知っている人で、一度不採用になった会社から、4年後に今度はスカウトされた人がいます。

不採用になっても困らないように在職中に職探しを

転職活動は、例え不採用になっても困らないようにしなければいけませんね。それには、転職先は在職中に見つけておいてから、退社願いを出すのが一番です。

他社への転職活動をしていることを、今のお勤め先に馬鹿正直に話す人などいませんから、不採用になっても黙って今まで通り働いていれば、とりあえずは給料が貰えますから、生活には不安がありません。

例え、最初の応募先で不採用になっても、転職先はこの先まだいくらでもありますから、在職中ならばこの先、別の転職先をゆっくり探すことができます。

しかし、転職先が見つかる前に退職願いを出してしまって、失業中の身の上になっていた場合は、なかなか落ち着いていられずに、不採用になった理由をあれこれ思い悩んだり、焦ったりしてしまいます。

こういう心理状態は、今後の就職活動にマイナスに影響することがあっても、プラスになることは何もありません。焦って自分では不本意まま転職しても、その気持ちが頭のどこかにある限り、どうしても新しい職場での仕事に身が入らず、結局は短期間でまた転職を考える羽目になります。

ですから、転職活動は例え不採用になっても構わないように、必ず在職中に、落ち着いた状態でするようにしましょう。

これは、あなたが転職サイトを利用して、転職活動をする場合でも、転職サイトのカウンセラーは必ず「退職願いを出すのは、転職先を決めてからにしなさい」とアドバイスするはずです。

不採用の理由は教えてもらえない

不採用になった場合、誰でも考えるのは「なぜ自分が不採用になったのだろう」ということですね。

面接を受けた人は、皆さん不採用の理由を聞きたいのでしょうが、不採用になった会社に電話して、理由を聞くのは結構勇気がいりますので、ほとんどの人は不採用の理由を聞こうとはしません。

仮に電話をして不採用の理由を聞こうとしても、まず教えてくれません。ではなぜ、企業は不採用の理由を教えてくれないのでしょうか。その第一は、実は採用になった人と不採用になった人の間に、説明して納得して貰えるような明確な差が無いことが多いからです。

普通、企業が人を採用する場合「採用枠」というものを決めてから求人募集をします。ですから、それなりのキャリアを持った人同士の場合、だれかを落さなければいけませんので、採用、不採用といってもその差は紙一重です。

実際問題として、面接の時のちょっとした仕草だけで、採用、不採用に明暗が分かれる場合があります。

また、うかつに不採用の理由を教えると、あとでそれが大問題に発展する恐れがあるからです。例えば「最後は年齢の若い方を採用しました」なんてことを人事担当者が馬鹿正直に言った場合、これは法律にも抵触しますので、もし監督官庁に訴えられたら面倒なことになります。

女子社員の採用で「容姿によって決めた」などと言ったら、それこそ人権問題になりますね。もちろん、上記のような理由が全てではありませんが、いずれにしても不採用の理由を、きちんと教えてくれる企業はなかなかありません。

ただ転職サイトなどの紹介で面接を受けた場合は、転職サイトのカウンセラーが、不採用の理由を聞き出してくれることが多いようです。

面接まで行けば手ごたえ十分

同じ不採用でも、書類選考で不採用になるのと、面接で不採用になるのとでは大違いです。書類選考で不採用になった場合、普通考えられる理由は、あなたのキャリアが不足していたのか、応募書類の作り方が悪かったのかのどちらかでしょう。

応募書類の作り方が悪かったのならば、転職サイトなどで指導を受けて作り直せば、次回は大抵OKですがキャリア不足の場合は、次回の応募で、今回不採用になった企業と同じようなキャリアを求めているところに応募しても、同じように書類選考で不採用になる恐れがあります。

この場合は、今のお勤め先でもう少しキャリアを磨いてから転職活動をするか、もっと低いランクのキャリアでもOKの募集を探すしかありません(当然給与などは低い)。

しかし不採用になっても、面接の結果で不採用になったのならば、書類選考はパスしたのですから、あなたのキャリアは転職市場で一応評価されるレベルにあることが分かります。

応募書類の作り方も問題はなかった訳ですから、次回の応募でも、同じスタイルの応募書類でよいことになります。ですから、あなたが反省して直さなければいけないのは、面接時の問題だけということになり、あなたの転職への障害は随分絞られてきます。

このように、同じ不採用でも面接までこぎ着けていれば、かなり先は明るく、不採用になっても、次回への教訓になればプラスということです。

転職後は、もっと過酷な状況も考えられますので、一度や二度の不採用でがっかりしてはいられませんよね。頑張ってください。